大好きな国、インドネシアに行った先には。

初留学、初海外滞在、初一人暮らし。高校のとき魅了されたインドネシアに一人降り立って、一年間ガジャマダ大学に通う日々を綴ったブログです。これからインドネシアに留学する人の助けになれれば。

のんびりした週のはじまりの日。

月曜日。週のはじまりの日。目覚ましを9:30にセットしたけど起きたのは10:30だった。もう少し早く起きたかったな。

今日はなんとなくブランチを食べたくなったので、最近お気に入りカフェSvarga coffeeへ。サンドイッチとアイスカプチーノを頼んだら、思ったよりおいしくて感激。合わせて85Kルピア(約650円)と高めだったが、サンドイッチはさくさくのコッペパンに、ビーフサイコロステーキとしっかり炒めた甘い玉ねぎがたっぷり入ってたので大満足。ここのカフェご飯は何を頼んでも外さないからおすすめ。

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チーズとビーフのサンドイッチ。インドネシアのフライドポテトにはケチャップとチリソースがどちらもついてくる。

午後は13:00から授業へ。この授業は登録せず聴講のみ。Nationalism; Pancasilaという授業で、インドネシアナショナリズムのベースとなるパンチャシラについて学ぶ。今回の授業で驚いたのは、LGBTの話が出てきた時、「反対する人もいるかもしれないが、僕は敬虔なムスリムだからLGBTの人は受け入れない」という発言をした生徒がいたこと。私が受けている授業は英語で行われるインターナショナルプログラムということもあって、ヒジャブを被っている生徒も少なくわりかしリベラルな印象があったが、そんな中でもかなり保守的な考え方を持っている人がいると知って衝撃だった。そこで先生が「torelant(寛容である)はaccept(受け入れる)とは違う」という話を出して、それにも驚いた。寛容であるということは、例えばLGBTの人が世の中にいても気にしないこと。寛容であるが受け入れないということは、例えば家族や友人など近しい人がLGBTだと告白したらそれを認めないこと、だそう。個人的には、それだとパンチャシラの中にも入っている「すべてのインドネシア人に平等に人間の尊厳をもった生活を享受する機会を与える」というのも達成できないんじゃないかと思った。なんだか腑に落ちない授業だった。

その後は、日本人の知り合いから貸していただいた「腐敗と寛容 インドネシア・ビジネス」という本を読んだ。この本は、私がインドネシアおよびインドネシア人に対してなんとなく感じていたことをみごとに言語化していて、実例もまじえながらよくこの国と国民性を分析していた。読み進めていくとどんどん納得が強まっていき、逆にこういう考え方もできるのか、と知見も深まっていく。一つ注意したいのは、10年以上前に出版されたものだということ。インドネシアは未だ変化がめまぐるしい国なので、ここに書いてある実態と現在とで異なっている部分もあるはずである。だが、それでも一読に値する本だと思う。細かいことは書かないので、ぜひ読んでみてほしい。

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夜はindochineというベトナム料理のカフェでフォーを注文。46Kルピア(約400円)でジョグジャにしては高めのお値段。けれど野菜が取れるのがベトナム料理のいいところ。デザートにはフォンダンショコラを頼んでしまった。デブ活だなぁ。作りたてだったこともありめちゃくちゃおいしかったけどね。やっぱり食べたいものは食べたいときに食べるのが鉄則だな。ほんとにいつそのお店やメニューがなくなっちゃうかわからないからね。

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ビーフ&肉団子のフォー。薬味もたっぷりついてきた。