大好きな国、インドネシアに行った先には。

初留学、初海外滞在、初一人暮らし。高校のとき魅了されたインドネシアに一人降り立って、一年間ガジャマダ大学に通う日々を綴ったブログです。これからインドネシアに留学する人の助けになれれば。

ガジャマダ大学での暮らし。

私が留学に来ているのはガジャマダ大学。

ジャカルタ郊外に位置するインドネシア大学、バンドンにあるバンドン工科大学と並び、インドネシアで三大大学と呼ばれる大学の一つである。

場所は、首都のガジャマダから飛行機で1時間、電車で8時間程度のところにあるジョグジャカルタという都市。

ほどよくローカルなお店が立ち並び、物価も首都より安く、とっても住みやすい町である。

町での生活については後ほど記事にしたいと思う。

 

話を戻すと、ガジャマダ大学は古くからあるとても大きな大学である。

生徒数は私が通ってる日本の大学(学部生全体で約14,000人)よりはるかに多く、学部の種類もほんとに豊富。

その中でも私は、FISIPOLと呼ばれる、Faculty of Social and Political Sciences(社会政治学部)に所属している。

ここで知り合った日本人は、たいていFISIPOLかINCLUS(The Indonesian Language and Culture Learning Service

FISIPOLではIUPという英語のコースがあり、30%前後が留学生で構成されている。

私の感触では、オランダ、オーストラリア、日本が多く、他にもドイツ、スウェーデン、イギリスからの生徒がいる。

欧米+日本、という感じだろうか。

韓国がもっといると思っていたが、そうでもないらしい。隣国のマレーシアとはあまり仲がよろしくないのか、毎年ほとんどいないそうである。

IUPは、インドネシア語で行われるレギュラーコースよりも学費が約5倍もするそうで、どちらかというと中間層~富裕層が多い。

ちなみに私の友達の一人は母親が政治家だそうだ。すごい。

しかもIUPの生徒は留学が必須らしく、平均月収1.4万円のインドネシアの普通の家庭では厳しいものがあるのだろう。

 

先生の英語力は、授業によってまちまちである。

アメリカの大学を出て流暢に話す人もいれば、インドネシア語なまりの英語で生徒よりも上手くない人もいる。

授業の形式はどちらかというと欧米寄りで、成績評価は基本的に出席、授業態度、中間&期末試験、グループプレゼン、エッセイなど色々なものを考慮してつけられる。

これはIUPの授業だからなのかもしれないが。

毎回Reading Materialなるものがあって、次回の授業までに論文を1,2本読んでこなければならないのは正直めんどくさい。でもアメリカの大学よりは課題が少なそう(イメージ)。

学科はDepartment of Political Policy and Management(公共政策学科)とDepartment of International Relations(国際関係学科)に分かれているが、どちらの授業を取っても全く問題ないらしい。

その辺の情報については、生徒が運営しているインターナショナルオフィスみたいなところがメールを送ってくれる。細かい質問は、WhatsappというSNSインドネシアではメジャーらしく、このアプリはダウンロードしたほうがいい。ただし、電話番号が必要なので注意)で直接現地の生徒に聞ける。留学生がみんな入っているグループでは「この授業はこうだった」とか「昼ごはん誰か一緒に食べない?」とか有益な情報が聞ける。

 

ちなみに1時限は2時間で、3~4単位もらえる。日本の90~105分授業1~2単位と比べて重い。

しかも1限が7:30から始まる。とにかく早い。

ただし休憩時間が30分あるので、十分移動もできるし軽食も食べられるしゆっくりトイレにも行ける。これはありがたい。

日本じゃ10分しかなかったから、前の授業が延びようものなら本当に大変だった。これは変えたほうがいい。

昼休みは1時間でだいたい日本と一緒。

一日に4時限しかないので、最後の授業は17:30には終わる。

全体的に日本より早い時間だが、こっちでは毎日4:30頃にコーランの声で目覚めるのでちょうどいいかもしれない。

朝はニワトリの声やらバイクの音やら人の話し声やらで騒がしく、遅くとも7:00くらいには起きてしまう。なんてこった。

でもその分早寝早起きが達成できて健康にはいいかもしれない。

日本との時差2時間を考えると、ちょうど私の日常だった2:00寝9:00起きが0:00寝7:00起きくらいになるから、このまま時差ボケを引きずっていればいい生活サイクルが作れるかも。

 

学校へは2kmくらい離れたところに住んでいるので、毎日タクシーのバイク版みたいなものを使っている。

GO-JEKとGrabの2種類があって、緑のジャンパー&ヘルメットが目印である。

仕組みはUberと一緒で、アプリをダウンロードし、乗る場所と行く場所を指定すると金額と近くのドライバーが表示される。

あとはドライバーが来るまで待って、降りるときに指定された金額を払えばおっけー。

2kmでだいたい3000~5000ルピア(30~50円)くらいだからほんとに安い。

ただしやっかいなのは、ドライバーがよく「どこにいるの?」とチャットしてきたり電話をかけてきたりすること。

私はまだあんまりインドネシア語がわかんないから、ちょっと苦労する。だいたい彼らは英語を話せない。

まあ適当にここにいるよーと言っておけば勝手に見つけてくれるので大丈夫だし、万が一会えなかったらまた別の人を呼べばいいだけだ。

男子だと自分でバイクを借りてる人もいるが、正直このカオスな交通状態でバイクを運転するのは怖いから、しばらくはGO-JEKを使っていこうと思う。

バスは何時にくるかわからないし、自転車はあまり乗っている人がおらずぶっちゃけ危ない(バイクや車が所狭しと走っている)から、やっぱりバイクが一番移動手段として適しているのかな。

ちなみにインドネシアには電車はほとんどない。ジャカルタまで行く特急列車くらいだ。

 

どんどん話が逸れてしまっているが、この辺の生活についてはまた次の記事で書こうと思う。

とりあえず最後に言っておきたいのは、ジョグジャカルタはいい場所だからみんな来てほしい。ジャカルタより楽しいよ。